環科研・公衛研まもれ@大阪

橋下維新の大阪市解体(都構想)は許せない!大阪市立 環境科学研究所(環科研)、大阪府立 公衆衛生研究所(公衛研)の統合 · 独法化、反対。メール dokuhou.hantai@gmail.com ツイッター @dokuhou_hantai

【見解です】9/27大阪市会 研究所独法化 委員会可決 ゆるせません!

1.9/27大阪市会可決について

9月27日、大阪市会・民生保健委員会 環科研・公衛研の議案(204,205,206,186号)可決されてしまいました。

本当に許せないことが起きました。

 

私たちは「環科研・公衛研まもれネットワーク」をたちあげ、この9か月、SNSでの発信からはじまり、集会やセミナー、議会へのアクションなど、あらゆる手をつくしてきたつもりです。その中で、本当に色々な市民のかたが協力してくれ、それが大きな力になりました。あと一歩で議決を止めるところまで行ったつもりです。

しかしながら結果として大阪市会では最後の手続きとなる議案が通ることが確実に成ってしまいました(本会議採決は10月4日)。

 

本当に悔しいです。

その気持ちとともに、協力してくれた市民のみなさん、研究所の方々には、私たちの力が及ばなかったことを申し訳なく思います。

 

2.公明党が賛成したことについて

どう考えてもおかしい!絶対に許せません。

公明党の明石市議は、つい1週間前の9月15日、以下のようなツイートをしていた。

 

ーーー

例えば実地疫学調査を東京都では行っています。公的機関だから実施できると思います。

疫学調査を大阪でもすることを新たな機能強化に挙げていますが実現は困難だと思います。

ーーー

どのような研究所にするのか。

どのような組織にするのか。

どのような人材(専門家)を配置するのか。体制も決まっていません。西日本の拠点とするのであれば、もっと具体的な構想案が必要です。

ーーー

 

今日の議論でも、明石市議は独法化して研究所が疫学調査にタッチできなくなることも明らかにした。「機能強化」はウソだった。

それでも公明は賛成した。

 

大阪市民の命や健康を守るための真摯な議論とは全く違うところで、「賛成」が決まっていることが明らかになった。

 

公明党市議は、今日の採決がおかしいことは十分わかった上で、上からの「決定事項」に従ったのでしょうか。

市民に説明がつくのか?

都構想の再度の住民投票のスケジュールが描かれる中、公明党が個別案件で抵抗しないという政治取引か。

こんな政治は変えないと本当にとんでもない社会になる。

 

3.絶対にあきらめません(彼らは致命的な問題(弱点)を残したまま可決した)

しかし、私たちは絶対にあきらめません。

 今回の採決の問題の第一に、地元の頭ごなしに施設一元化を決めたことです。松井知事はエボラに対応すると府議会で答弁しています。それはBSL4施設をつくることですが、地元には説明してません。吉村市長はBSL3施設を想定してると答弁しました。知事、市長の重大な不一致です。

 

問題の第二に、今回の議決186号で、「施設一元化」を進めることが決定されました。また、同時に、施設等財産の変更(定款変更)のないまま独立行政法人化に必要な手続きを強制終了してしまいました(議案204-206号)。

これは、財産が未確定なまま衛生研究所を行政の外に放り出すという宣言をしたということ。地独法違反です。

 

第三に、職員の合意もまだありません。9月になってもいまだに「新・市立環境科学研究所」に職員が行きたいかどうかの意向調査さえ、まともに進んでいない。機能が決まっていないから職員も選びようがない状況。他の労働条件に関してもこれから具体的な問題はたくさん出てきます。

これらはいずれも、絶対に許してはならない大問題であり、逆に言うと彼らの弱点です。

あらゆる人と共闘して、これを徹底追及し、独法化を止めます。

 

研究所の職員のみなさん。このまま独法化されては、市民のためのまともな仕事はできません。声を上げることで、ウソを暴いてきたのです。今後もあきらめず、声をあげましょう。

 

4.「都構想」にすがる政党に未来はない。

このように、法律も地元も無視して都構想を進める過程は、一筋縄ではいかない。必ず矛盾が噴き出す。すでにそうじゃないか。

二重行政だと決めつけて、H25.3に住吉市民病院の廃止を決めた。いまだ廃止できる状況ではない。

児童相談所をマンションに?

幼稚園を問答無用で廃止?

 

水道の民営化も、衛生研究所の独法化も、海外で失敗して再公営化の流れにある。

 

「都構想」は新しくも強くもない。

 

自民市議団の西川議員は「市民の健康を守ることは行政が直接行うべき。誰でもわかること。自分の心にウソをついたらあかん!」と呼びかけました。吉村市長、公明党はそれに対して答えられますか?

 

これから日本も色々な激動があるでしょう。TPP、憲法。

人間が人間として生きられない時代が来る危険性がある。

そのとき住民のほうをしっかり向いた政治が勝利者となるように、私たちはこれからますます意識的にまとまっていきましょう。

 

市民が悪政に目覚めることはあるのです。

それを社会を根本的に変える、大阪を前よりももっとよくする、誰も1人にさせない、社会づくりのスタートにしましょう。

 

 

5.みなさんへの感謝

3月で決まったはずが、みんなの力でここまで争点に押し上げてきました。

松井知事や上山信一特別顧問は、でたらめな"機能強化"を並べて、改革成果にしようと躍起になったが、彼らに墓穴をほらせ、独法化の問題を明らかにできた。

1月からブログをはじめ、みなさんの協力で、8月末には270人の集会になり、ここまで争点に押し上げられました。そのことに感謝しています。だから、私たちはあきらめません。

今後も力をください。力を1つにまとめていこう。

 

9/24セミナー「大阪を知り・考える市民学習会PART9」感想集(市民の声)アップ!

2016年9月24日、「大阪を知り・考える市民学習会 PART9
ちょっと知ってる? 大阪のこれから②」、定員60人を超える80人のかたがご参加!
(主催:大阪を知り・考える市民の会)

印刷80部がちょうどなくなりました。他、お子さんも2人来てくれていました。

参加者に参加のきっかけを聞くと、「都構想」に関心がある人もいれば、「個別政策」で関心があって来られている人もいました。「反維新」の人も、そうでない人も、いました。3割くらいの人が初参加だったようです。
そういうセミナーになったこと、うれしく思います。

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(写真は主催者からの提供)
 
この9月からの大阪市と府の議会で、「都構想」重要案件がこんなにあがっています(下表)。
当会からは、それへの危機感と、市民として議会に意見を伝えていこう、とうったえました。

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(上の表は、当日資料の画像イメージ。PDFデータはこちら。

9月議会で審議される重要案件リスト(0924配布資料).pdf - Google ドライブ )


セミナーの報告としては、たくさん書きたいことはあるのですが、取り急ぎ、市民の声として、参加者の意見集を掲載します。

公明党をはじめとする議員のみなさん、ぜひ読んでください。
この議会で、住民のほうを向いて判断をしてください。明後日27日~29日の大阪市会・委員会に注目です!

1つ1つの政策に対して、その背景に、弱い立場の住民・子どもや中小企業がたくさんいることを絶対に忘れないでください。

そのことを忘れ、選挙協力のために維新のほうを向く政党には、(短期的には成功して見えても)未来はありません。


感想集1「どうなっているの 市バスの民営化プラン」から

『どうなっているの 市バスの民営化プラン 市民の足はまもられないの?』
のテーマへの感想集。
※感想の内容は、講演に基づかない内容を含んでいる場合があります。

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(講師:土居 靖範 立命館大学名誉教授)

●行政サービスが届かないと結局は弱者に一番しわ寄せが行く典型例だなと改めて思いました。

●拙速な議論ではなく、もっと住民への説明を丁寧にしてほしい。特に市バス・地下鉄の民営化(株式売却)は納得できない。

●他の自治体での事例、タクシー~バスの乗り継ぎ等、興味深かったです。

●地下鉄・バスは一本化で経営すべきと思います。

●過疎地域の交通のありかたについての知見は、大変参考になるのではと感じます。大変興味深い話でした。

●民営より実質公営の例に、今回は木曽町の例が取り上げられましたが、良い例はほかに福井(京福→地方自治体出資の越前鉄道)もあると私は思っています。

●バス問題は今後大きな足かせになるのはまちがいない。路線のわかりやすさなど、工夫は必要なのかと思った。なくすと西淀川など地下鉄のない地域の衰えが進むと思う。

●木曽町の資料、過疎ではなくても自動車のれない交通弱者は大阪市にもたくさんいます。

●あらためて市が市民の交通権を責任をもって守るべきと感じた。自民の言う「株式会社化」も疑問。株は配当されないこともある。一度株式会社化してしまえば、あと、その株を売却されない保証はない。市営を貫くべき。高槻市の市バスもがんばっているのでは。

●公営交通の維持が必要であるか認識しました。市バスの経営状況がいかに悪いか、また職員が働かないといったマイナスイメージを作り上げることによって、民営化に無理やり結びつけようとする維新のやり方は卑怯で許せない。

●公共交通が自治体の各サービスをつなげる架け橋だとよくわかりました。

●マスコミ・メディアは議論の中身より「騒ぎ」が大きくなることを望んでいるとしか思えない。結果、維新の焼け太りだけがあり公共の意味を考えさせられました。

●それでなくてもバス路線が減らされて不便している人が増えているのに。

●市民、住民が言う、発言する。バス路線、バスの本数。これを断つのが民営化。

●署名で世論を高めたい

●問題のポイントはわかりましたが、「民営化反対」を前提にしたお話でやや不公平というか、客観的な内容ではなかった気がします。私も「反対」ではありますが、橋下改革のよかった点も一部はあろうかと思います。民営化と現状維持の長所短所を多角的に検討していただきたかった。木曽町の事例はおもしろかったです。

●橋下市長は、「大阪市民はぜいたくだ」と言ってました。何という人なのだろうと思います。本当に怒っています。市民の足をうばっている人でなし。維新の政治をつぶしたい。

●コミバス市民ネットとして活動しています。民営化は何としても止めさせなければと思っています。若い方が多く参加されていましたが、署名に協力お願いします。
安心して住むためには移動のための市民の足が大切だと改めて思った。

 

感想集2「住吉市民病院がなくなったらどうなる」から

『住吉市民病院がなくなったら「大阪」はどうなる?』
のテーマへの感想集。
※感想の内容は、講演に基づかない内容を含んでいる場合があります。

●市民病院が無くなる大阪市が問題だと思います。

●ウイットに富んだ発言は、大変興味深いものでした。公立の病院の存在の大変さを痛切に感じました。

●未受診、飛び込みの違いもろくに知らず、飛び込みの実態を知って目からうろこでした。また、貧困と経済的不安の違いを聞いて新鮮でした。

●保健師として、現場で働いていて感じることは、本当に住吉市民病院がなくなったら、中央区の大阪市の未受診妊婦の行先はなくなってしまうと思います。
H30.4月からどうなってしまうんだろうと率直に不安も大きいです。住吉病院ほど柔軟に未受診妊婦に対応していただける病院はないと思います。
「住吉病院が廃止になって困る大阪がまずい」本当にその通りだと感じました。

●そもそも大阪の南北格差の大きな要因は、大きな病院がないことである。
住吉病院こそ止めてはいけない病院なのではないかと思った。経済状態から見てもそうである。

●住吉市民病院から見た大阪市の現状。貧困の増加は明らかに現府政、市政の無策が助長していると思った。実例等、市議会で参考人としてアピールできないか。

●地域で中核的な役割を担ってきた、なくてはならない病院をなぜ廃止する必要があるのか全く理解できません。市民が安心して子供を産めることが大事です。市はその立場に立って考えるべきです。

●お話を聞いて大阪の貧困に本当に心を痛めました。

●とてもわかりやすく講師の熱いお気持ちが伝わりました。住吉市民病院に助けていただいているご家族もたくさん知っているのでやはりなくなってほしくないです。

●民間で受け入れてもらえない飛び込み出産や未受診出産をどうするのか

●署名で世論を高めたい

●人の命のことを軽く考えている維新です。つぶそう維新!

●病院を失うことなどダメでしょう。もっともっと運動を!

●現場で働く人の話は説得力がある。松井知事の変な行動力は困ったものだ。

●「市バスの民営化」と同じく、行政サービスが届かないと結局は弱者に一番しわ寄せが行く典型例だなと改めて思いました。

●病院の存続が本質でないという観点、松井知事の強引なやり方には驚いた、大阪市がここ数年で厳しい状態にさらになってることを感じた。

●わかりやすく面白い話でした。貧困の実態もよくわかりましたが、もう一歩踏み込んで、貧困者を排除するのではなく、包含していくことの都市としての意義にも触れていただけたらより共感できたと思います。

 

感想集3「衛生研究所 独法化はやってはいけない」から

『衛生研究所 9月がヤマ場』(環科研・公衛研まもれネットワーク)
のテーマへの感想集。
※感想の内容は、講演に基づかない内容を含んでいる場合があります。


●知らないことだらけでしたが、独法化されれば、インフルや今回のはしか伝染はもっとシャレにならなくなっていたかもしれずゾッとしました。

●地域住民を大切にしていないことも分かった。松井さんのP4計画すごいですね。研究所のことは本当に心配しています。


●うその説明を地元にしてはいけないと腹が立ちました(P3、P4について)

●統合・独法化のメリットが見当たらないにもかかわらず、その流れが続いていることが悔しいです。

●知事の説明がいい加減であることがよく分かった。

●維新が無理解にP4を進めていることに怒りを覚えました。

●松井知事のはったりですでに矛盾が噴出している様子。ここが統合を止められる突破口になればと思う。

●公明対応が大阪の全体を決することがはっきりしましたね。特別区設置も同じく感じます。

●公明党は何を考えているのだ。

●議会の情勢として、公明党が統合に賛成する可能性があると聞いて、非常に憤りを感じます。創価学会に働きかけて何とかひっくりかえせないかと思います。本当にポリシーのない党でがっかりです。でもあきらめません。

●はしか対応のまずさが表面化したのに、現場の声をまったく首長が反映していない

●生々しい現場からの報告だった。

●私たちの生活を守るためには大切なところですよね。維新の人間は金もうけになることしか考えていないのでは。

●大阪府市のしている悪の部分、たくさん勉強できました。みなで運動しましょう

●P3、P4といったことがちょっとよくわかりませんでした。P4必要ならベイエリアに移転というのもありえるのでは。より身近に何が困るのか説明頂きたいです(あとの平松さんの説明でわかりました)。

●維新のことを支持している人にも来てもらって、事実を知ってほしいなと思います。現状は壁が双方にありますが。

●個別の政策で具体的に、そのキケンさを、少しでも市民に知ってもらえるように、取り組んでいきたいと思います。


その他、議会へのご意見など

●公明党は右向け右の組織なので、学会へのロビー活動をすべき。特に婦人部。地域の民生委員は学会・共産系の支持者が多いです。今日は非常に勉強になりました。

●衛生研究所に関することで、ビラまき等アクションあればお手伝いします。

●自民の総合区が素案としてあがってくること、公明の総合区案は決定案ではないということの説明を、学習会、保守派の方へ広く門を広報を望みます。

●とにかく定期的に勉強会をやってください。

●政治的な駆け引きもあるのかもしれませんが、どうか各会派には原点に立ち返っていただきたい。

●どの問題でも、メディアが、松井らの言い分をうのみにして「広報誌」と化している。問題点等、メディアへの発信も大切と思う。平松さんも言及されている通り。

●中身のある議論をしっかりやってほしいと思います。自らは府民市民の代表であり、何がメリットなのかしっかり説明できるよう勉強して答弁に臨んでほしいです。

●議員は選挙が大事なのはわかりますが、大阪市を切り売りして、ばら売りで都構想を進めれば、府民市民不幸になります。ちゃんと暮らしを考えてください。

●どのテーマの議案も、大した検討もなく打ち上げたものばかり。それをまじめに検証、反証すればするほど、ドン・キホーテ状態に見える(ツライ)。結果として、選挙のたびにアホ維新がかつ。なんでや。

●どうして市民の暮らしをつぶしていくのか理解できない。
知らない、知らされないところで、勝手に大事な財産を切り売りされて安心安全を奪われて、そのせいで犠牲になるお年寄り、子ども、女性、障がい者、そして肥え太る人がいるのは本当に許せない。各会派、命・暮らしを真剣に考えてください。このまま進むのは「罪」ですよ。

●市職員、市民に対して思想調査をしたことで裁判で判決が出たけど、橋下は市民、職員に謝っていない、この人は許せないです。

●基本的なことをわかっていないのにたれ流すメディアへの腹立たしさに共感。

この9月議会むちゃくちゃ重要。「都構想」案件リスト公開。9/24セミナーへGO!

明日、9月24日のセミナー(『ちょっと知ってる?大阪のこれから2』 -大阪を知り・考える市民学習会 PART9- 2016年9月24日 - こくちーずプロ(告知'sプロ) )の資料の一部を紹介。

この9月の大阪市・府の議会で審議される重要案件リストです。
(まだ完成していないため、セミナー当日の資料とは異なる場合があります。)

一言でいうと、「都構想を進めるための案件」です。

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9月議会は、その意味で本当に重要な場になります。
可決したら後戻りできないものも多くあります。

市民のみなさん、関連の議案にぜひ注目しましょう。

議員のみなさん、党利党略ではなく市民のために徹底審議を尽くしてください。

市民のみなさんはそういう議員を応援しましょう。

当会、「環科研・公衛研まもれネットワーク」は、住民の財産を私企業の利益のために売りわたす「今だけ、金だけ、自分だけ」な都構想に反対します。

なので、この表の議案は全て否決されるべきだと考えます。
都構想を進めてはいけないからです。

今はいろいろな事情で全てを反対できない会派もあるかもしれません。
そういう会派も全否定はせずに、「都構想」を止めていくこと、住民を孤立させない政策をつくることにおいて、1つにまとまっていきませんか?

それをこの9/24セミナーから、9月議会から、はじめていきませんか?

追伸
この表でわかるように、水道民営化に関する補正予算案として1億9千万円も出ています。なんだこれは?なんで当初の予算に計上しなかった2億もの予算を補正で出す??
税金ですよ?
これだけでも、徹底審議が必要です。

9/24セミナーで寄せられた市民の意見は、審議する議員さんに届けたいと思っています。
なので言いたいことがある人は、ぜひセミナーにお越しください。
↓申し込みはこちら↓

www.kokuchpro.com



62人の市民からの"研究所独法化は徹底審議を!"議員要請文up!

8月27日の市民集会(8月27日「大阪市を残そう - 5.17後の「都構想」を考える市民集会 - 」報告 - 環科研・公衛研まもれ@大阪 )で呼びかけしました、"研究所独法化は徹底審議を!"の
議員への要請文。

62人の市民府民からいただきました!

すごく1人1人の言葉で、住所も明らかにしてうったえていただいてます!

要請文は、日曜の晩に、やっと、大阪市と府の議員さんたちに郵送完了しました!

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住民の声、議会に届け!!

9月議会は、大阪市会は9月16日から、大阪府議会は9月27日からはじまります。

大阪市 大阪市会 市会日程

大阪府議会/平成28年9月定例会日程(9月27日から12月20日まで)

注目です!

以下、住所や名前は伏せて、紹介します。

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関空発の麻しん(はしか)感染をどう見るか。いっぽう本日、維新は研究所前で笑顔で記念撮影。

関空で、従業員30人以上も麻しん(はしか)に感染、アウトレットモールなどでさらに広がる可能性、というニュース。
不安が広がっています。
麻しんは治療法もなく、最悪死亡する病気だから当たり前ですね。

いっぽう、そんなニュースの中で、大阪市と大阪府のトップが何も発信していません。
さらに本日9/5、与党の大阪維新は、大阪市と府の議員合同で、市の環科研、府の公衛研をまた視察に行ったそうです(くわしくは後述)。

なにも発信もできないのに、記念写真とって、麻しんの対応に追われている現場の研究所ふり回して、「機能強化の独法化」?

さて、以下、私なりに、今回の関空発の麻しん感染のことを市民がどう見たらいいか、危機管理において何がトップに求められるか、をまとめてみました。
昨日、ざくっと思うことをツイッターで発信したものを追記したものです。
未知の部分もあり、また、誤りもあり得ますので、専門家のかたは、間違っていたらご指摘ください。

 関空発の麻しんの感染をどう見るか。

麻しん(はしか)は、「麻しんウイルス」が感染して起こる、急性の発しん性疾患(しっかん)です。

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集会配布資料アップ。8月27日「大阪市を残そう - 5.17後の「都構想」を考える市民集会 - 」

8月27日「大阪市を残そう - 5.17後の「都構想」を考える市民集会 - 」の配布資料です。4つあります。

☆1つ目☆
藤井教授講演レジュメ

都構想はまだ終わっていない_藤井教授講演レジュメ(A4_1ページ).pdf - Google ドライブ

☆2つ目☆
8月22日の第5回副首都推進会議をうけて緊急作成した9月議会の審議ポイントの追加資料

8・22副首都会議うけ9月議会ポイント_まもれネット(A4_2ページ).pdf - Google ドライブ

☆3つ目☆
研究所の「統合」はキケン リーフレット(研究所問題初心者はこちらがおすすめ)

研究所「統合」キケン_まもれネット・リーフ(A4_4ページ_黄色).pdf - Google ドライブ

 

☆4つ目☆
研究所の「統合」はキケン リーフレットの補足資料編(詳しく知りたい人はこちらもぜひ)

研究所「統合」キケン_まもれネット・リーフ資料編(A4_9ページ).pdf - Google ドライブ


※以下は2つ目資料のハイライト画像。

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好評だった「ちょっと知ってる?大阪のこれから」セミナー第2弾。9/24開催です。

7月30日に開催して好評だった、
大阪を知り・考える市民学習会「ちょっと知ってる?大阪のこれから」の
第2弾を9月24日(土)にやります~(^o^)

(第1弾の様子はここで読めます。7月30日、「大阪を知り・考える市民学習会 PART8」速報 - 環科研・公衛研まもれ@大阪 


当方からも、「9月議会がヤマ場」ということで、最新情報を報告させてもらいます。

市バス、病院、研究所、暮らしに直結するテーマばかり。
市民のみなさん、ぜひお越しください。

セミナーに来たら『9月議会 誰でもウォッチ』の資料付き!
(ウォッチと言っても時計ちゃいますよ。)
誰でも、議会をインターネットでウォッチしたり、議員さんに意見が言ったりを、そんなに難しくなくできるようになります。

キッズスペースあり(^^)

セミナーには、府や市の議員さんにも来てほしいです。
市民の側も、議員さんに「どうしてくれんねん!!」といった下から目線ではなく、
その人とともに悩み挑戦していくような、かかわり方をしたいですね。

市民と議員さんが話し合ってつながれば、状況が変わってくる可能性はあると思います。

9月24日、お待ちしています(^^)

申込は不要ですが、定員60人ですので、以下のフェイスブックか、こくちーずか、メールでの事前申し込み歓迎です。
懇親会は事前申し込み必要。初参加も大歓迎です。

☆フェイスブックからの申し込みページ

ちょっと知ってる?大阪のこれから2


☆こくちーず申し込みページ
『ちょっと知ってる?大阪のこれから2』 -大阪を知り・考える市民学習会 PART9- 2016年9月24日 - こくちーずプロ(告知'sプロ)


☆メール申し込み
(「9月24日学習会に参加される方のお名前(複数人参加される方は全ての方のお名前)」「当日の懇親会も参加される場合、その方のお名前(複数人参加される方は全ての方のお名前)」を書いて、メール送信してください。)
osakacitizen1000@gmail.com



◇◇◇◇◇◇

『ちょっと知ってる?大阪のこれから2』
-大阪を知り・考える市民学習会 PART9-

【内容】
シリーズ第2弾は大阪にとって重要な「交通(市バス)」「住吉市民病院」「衛生研究所」の3テーマについて市民目線で解説します。

【日時】
2016(平成28)年9月24日(土曜日)
14:30開場 15:00開演 17:00終了予定

【会費】
資料代500円(当日会場受付でお支払いください。)
定員:60名
キッズスペース有り

【場所】
大阪市中央区谷町2-2-22 NSビル 9F

【プログラム】
『どうなっているの 市バスの民営化プラン 市民の足はまもられないの?』
(講師:土居 靖範 立命館大学名誉教授)

『住吉市民病院がなくなったら「大阪」はどうなる?』
(社会福祉士 中辻潔さん)

『衛生研究所 9月がヤマ場』
(環科研・公衛研まもれネットワーク)

※尚、今回はネット中継・配信はございませんので予めご了承ください。

 ◇◇◇◇◇◇


●チラシ(PDF)

0924共同学習会チラシ.pdf - Google ドライブ

 

●チラシのキャプチャ画像(PDFが見られない人むけ)。

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8月27日「大阪市を残そう - 5.17後の「都構想」を考える市民集会 - 」報告

『なくすのやめて!府と市の衛生研究所 大阪市を残そう - 5.17後の「都構想」を考える市民集会 - 』
2016年8月27日に開催しました!
会場に来てくださったかた、IWJやツイキャスの生中継見てくれたかた、本当にありがとうございます。

☆配布資料アップしました(2016/9/2追加)

集会配布資料アップ。8月27日「大阪市を残そう - 5.17後の「都構想」を考える市民集会 - 」 - 環科研・公衛研まもれ@大阪


☆ 集会の動画はこちらの2種類から、観られます (2016/9/2更新)
●youtube動画(資料の埋込あり)

www.youtube.com


●IWJ動画(解像度が良い)

iwj.co.jp


集会は、270人もの方にご参加いただけました。
主催側の想定より100人以上多かったので、会場は補助イスを急きょ出し、資料も余る覚悟で印刷してきた300部が、ほぼなくなる状況でした。

案内を送った議員の方々も多数参加していただけました。
それだけ「大阪市を残そう」という思いの人がたくさんいる。
住民投票で否決されたはずの「都構想」が形を変え、市民サービスの統合や民営化、廃止という形で進んでいくことに、なんとかしたい気持ちの人が、たくさんいるということだと思いました。

キッズスペースも4家族・5人の子どもたちが過ごしてくれました。

サプライズ企画の藤井聡教授のサイン会、大盛況。

「発言全部よかった」などアンケートやツイッターなどで非常に良い感想をいただけました。

以下、写真と、参加者のアンケート感想を掲載します。(200超あって全部掲載できないのが残念。)

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「副首都推進会議」ウォッチ続き。3機関の統合は、大阪市解体の「都構想」そのもの。

今日は、昨日8月22日の第5回副首都推進会議について、その内容に突っ込んでいきます。

昨日の会議のまとめ・議事起こしはこちら(【8/22 副首都推進会議(第5回)文字起こし】今回もブラック企業の会議のようでした - 環科研・公衛研まもれ@大阪

 

「副首都推進本部会議」とは、大阪市解体が住民投票で否決されたにもかかわらず、「都構想」を復活させる機関です。

資料でも、そのことは明らかです。

(配布資料はこちらの大阪市HPでダウンロードできます。

大阪市市政 第5回 副首都推進本部会議について )

資料2-1,2-2は副首都に関する記述なのですが、基本的に、大阪都構想の焼き直しというか内容は同じです。まあ、上山信一が作っているので当たり前といえば当たり前なのですが。

例えば、資料2-1において、「副首都に求められる機能としての府市機関の再編」「成長戦略の一環として、府市の機関を再編し、機能強化を図ることが求められる」としています。

「大阪都」を「副首都」に置換しただけで、目指すゴールは大阪市解体です。

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その第一弾として、大学、工業研究所、衛生研究所を再編するということが進められようとしています。

工業研究所も衛生研究所も、一般市民には身近でなくわかりにくい存在ですが、上山信一特別顧問は明確に大阪市解体のパッケージとして戦略にしているわけで、大阪市解体に反対の市民は、そういう目でしっかり見ていく必要があります。

他の、大阪市の水道民営化、地下鉄・バス民営化などもパッケージとされています。9月議会にむけて各会派の議論が進んでいますが、上山特別顧問がパッケージ的に進めることに対し、パッケージとして対峙しないと「大阪市を守る」ことはできないのではないでしょうか。

そうした内容も含め、「大阪市を残そう」8/27市民集会で、藤井教授の講演を聞いて、皆さんと共に考えていければと思います。ご参加お願いします。

日時:2016年8月27日 14時~ 場所:大阪市中央区民センターホール 

集会内容の告知はこちら( 8月27日、「都構想」を考える市民集会。超党派の協力が広がっています。 - 環科研・公衛研まもれ@大阪 )

 

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【8/22 副首都推進会議(第5回)文字起こし】今回もブラック企業の会議のようでした

8月22日、第5回 副首都推進本部会議をウォッチしました。

(動画はこちらでアップされています。
https://www.youtube.com/watch?v=EXUtLgPo56w )

(配布資料はこちらの大阪市HPでダウンロードできます。
http://www.city.osaka.lg.jp/fukushutosuishin/page/0000373070.html )

 

次の3つがテーマ。この3つは大阪市を廃止する「大阪都構想」でターゲットにされた重要案件。 3件とも、9月議会で統合方針を示すようです。

(1)大阪府立大学・大阪市立大学の統合

(2)府立産業技術総合研究所(産技研)・市立工業研究所(市工研)の統合

(3)府立公衆衛生研究所(公衛研)・市立環境科学研究所(環科研)の統合

 

大まかな感想として、4か月前の「第3回 副首都推進本部会議」で、大学と衛生研究所がテーマになっていましたが、そのときの焼き直しか、デジャヴのような感じでしたね。

(第3回会議の衛生研究所についてのブログ記事
4/19 副首都推進会議(第3回)まとめ。やはり、研究所独法化は止められる。 - 環科研・公衛研まもれ@大阪  )

(大学についてのブログ記事
大学を金儲けの道具にするな。大阪府立、市立大学の統合に反対。(副首都推進会議(第3回)文字おこし) - 環科研・公衛研まもれ@大阪  )

 

3件とも「機能強化」の具体化が課題になっているのに、そこが前回からあまり進んでいない状況。なのに3件とも、強引に「では9月議会までに出せる水準に」という結論。いや無理やろ。4か月たって具体化されてなくて、なんであと1か月でできるねん。

 

毎回なのですが、この会議、
松井・大阪府知事と、吉村市長と、上山信一・特別顧問が、あまりにも現場の専門性に欠けた「トップマネジメント」で、勝手なことだけ決める。

実現性のない「機能強化」だけ言う。

極端な格差社会のアメリカのまねごとばかり掲げてくる(一昔前に流行ったような横文字ならべて)。

いっぽう、大学など現場の理事長はいずれも屈服しているものの、「せめて統合するなら金をくれ」と毎回の会議で哀願。
なのに毎回この3人(知事、市長、上山信一)は、ブラック企業の社長よろしく、「そこはお前が考えろ」「リターンがあるよという具体案を出せ。ないなら金は出さない」と無理難題の押し付け。回を重ねても深まることはない。

 

あえて前回会議との違いをいうと、環科研と公衛研の理事者(市・平木所長と、府・山本所長)だけは、前回会議で「“デメリット”という言葉はおかしい」と松井知事に恫喝されたので、「課題がある」とは一言も言わずに、「この方向で進めます」みたいな10秒くらいのコメントを両者ともしめしあわせてしていましたね。一番課題が山積みなのにな。 

 

さて、話は会議の中身に戻りまして。以下、簡単な文字起こしです。
(「※」は私のコメント)

  

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