環科研・公衛研まもれ@大阪

橋下維新の大阪市解体(都構想)は許せない!大阪市立 環境科学研究所(環科研)、大阪府立 公衆衛生研究所(公衛研)の統合 · 独法化、反対。メール dokuhou.hantai@gmail.com ツイッター @dokuhou_hantai

【2/28毎日(大阪版)】唐突な「環境」市残留案 三度否決 統合の是非はーー大阪公明はよく読んでください

【2/28毎日(大阪版)】唐突な「環境」市残留案 三度否決統合の是非はーー これはまじめな記事。「市の責務として、残すのは環境だけでいいのか」公明市議団はよく読んでください。

記事にあるように、吉村市長は、衛生研究所を統合独法化することについては、公明党の意見も無視して修正には応じていません。環境分野だけ、わずか数人の「研究センター」なる新組織をつくって、とにかく衛生研究所の統合独法化だけは飲めというのです。3月1日の可決はぜったいに許せません。

※ツイッターでは写真が不鮮明なため、再掲します。

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(抜粋)感染症対策などを担う大阪府市の両研究所を統合する議案の行方が不透明だ。市側が突然、一部機能を市の研究所に残す方針を打ち出したからだ。橋下徹前市長の在任時に3度否決された統合議案は今、正念場を迎えている。22日の市議会常任委員会で「聞いてないぞ」と市議から怒号が飛んだ。

環科研は、1906年に設立された。感染症の爆発的流行などを想定した危機管理を担ってきた。2011年には、福島原発事故で汚染が疑われた牛肉の調査依頼が民間機関に殺到する中、市内の流通分をいち早く検査している。市議会では、市民生活に関わりの深い分野の機能移転に疑問の声が上がった。

環科研の今年度予算は、この9年間で4割目減りし、電子顕微鏡の一つは修理すらままならないという。研究員も71人から46人に減った。統合方針が出た12年以降に3人が辞めたといい、13年度からは新規採用も止めた。「環科研の現状では、統合による機能強化は望めない」と男性は語る

「独法化で採算性が問われるあまり、万が一に備える研究は縮小されはしないか。市の責務として、残すのは環境だけでいいのか」(抜粋終わり)

 

記事で紹介する環科研の予算削減と、研究員が減らされ機能低下に陥っている現状については、私のブログでも紹介してきましたし、22日の委員会でも、公明の山田市議が「これで機能強化と言えるのか」と主張していました。

衛生研究所の本当の解決すべき問題ー研究職はすでに58%に削減され、中核市で広域行政は空洞化 - 環科研・公衛研守れ@大阪

橋下市長は、大阪市の政令市としての機能をここまで破壊してきたのです。これで「機能強化のための統合」とはいい加減にしろ!公衆衛生の切り捨てではないか

環境分野だけ直営に残すとの追加議案は、「衛生分野は統合独法化」をあくまで譲らないための愚策です。衛生研究所は、国も「危機管理に直結するため独法化しない」とし、全国80か所も直営です。感染症などの拡大防止は、自治体の市民を守る責任。大阪公明は、こんな愚策にのせられてはダメです。

 

それと、、今日(28日)、松井一郎(大阪府知事)が、公明党の市議会議員に可決するようツイッターで圧力をかけています。

「公明党の皆さんの御指摘」なんか、まったく受け止めていないのに、よく言うわ!

環境と衛生を分割して、新たにわずか数人の「環境科学研究センター」をつくるのが、どこが公明党の御指摘ですか?

そもそも、大阪府知事が、大阪市議会の判断に、このように介入することが許されるのか。こんなツイッターに応じて、可決してしまったら大阪政治の恥です。3月1日、ぜったいに可決してはなりません。

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