衛生研究所の独法化。「収支計画」もないのに認可できるのか?議会は予算審議できるのか?
森友学園問題では、大阪府が学園側に「収支計画」の再提出を求め、財政状況も一つの理由で「認可延期も」ということが言われています。
学校法人として、経営が成り立たないなら認可できない。当たり前です。
同じ4月設立という環科研と公衛研の統合・独法化はどうなっているのでしょうか?
「収支計画」もないのに総務省は独法化を認可するのか??
独立行政法人の「収支計画」は、法人の「中期計画」で示すことになっています。
ところが・・・
2月21日の第3回評価委員会で、審議のため配られた「中期計画案」で、それは「別紙」と書かれていますが(下記の第4)、
なんと「別紙」は、まさかの配布無し。
大阪府市は、「次回の評価委員会(3月末)でお示しする」だそうです。
現在、総務省(自治行政局行政経営支援室)が、大阪府市からの認可申請を審査しているということですが、3月中に認可するならば、法人の「収支計画」もわからないまま認可するということになりますね。
総務大臣!国有地の不透明な払い下げに続き、収支もわからない法人を認可するんでしょうか?どんだけ政治圧力に動かされるのか。ありえません。
認可の審査がどれだけザルなのか、私たちは徹底監視します。
「収支計画」もないのに平成29年度予算が審議できるのか??
同じことは大阪府市の議会にも言えます。
明日3月8日から、平成29年度予算案の審議が民生保健委員会ではじまります。
吉村市長!あなたは、2016年9月27日の委員会で次のように約束しましたよね。
「(機能強化の具体化について)中期計画で示していくことが重要。予算にもからむことであり、年内に一定示してまいりたい。」
これは口から出まかせなのか?
「年内」どころか、予算に絡むのに、収支計画すら示さないとはどういうことか?
収支計画がないのに、どうしてこの予算案で大丈夫と言えるのか。
ふざけるんじゃない。
「収支計画」も「組織、人員」も、機器の整備方針も、府市と法人との協定書などによる担保も、なにもない。(詳しくはこちら 2/21 第3回評価委員会 大阪府市の議会への「約束」は完全スルーか? - 環科研・公衛研まもれ@大阪 )
議会できっちり明らかにできるか、注目です。