あらためて大阪市立環境科学研究所の役割について(新しいビラ)
環境科学研究所の統合・独立行政法人化について、新しいビラが出されていますので紹介します。
環境科学研究所の役割をわかりやすく紹介されており、効率重視でリストラしていいものではないことがわかります。PDFファイルですので、テキストに直して抜粋掲載します。
ちなみに、、これは別にきちんと書きたいのですが、ツイッターでは、 #保育園落ちた 問題で、橋下前市長への批判が急速に広がっています。以下のツイートが3000人もリツイート(拡散)してることが象徴です(私のツイートもその10分の1ですが、ひろがりました)。
保育士の給料が高い!と市長時代に保育士の大幅な給料カットと非正規化を進めてきた男が何を言ってるんだよ。
— fckisn (@fckisn) 2016年3月6日
大阪市民は忘れっぽいから、その都度、真逆のことを言っても平気だと、バカにしてるんだろうな。ほんと、最低の人間だよ。少しは黙れhttps://t.co/koZIiS5zqJ
橋下氏は、そっせんして保育士の給与を下げて、民間保育園の補助金も打ち切ってきました。公立を民営化し、コストカットだけを優先することで、保育士は集まらず、保育園に入りたくても入れない、働きたくても働けないという深刻な状況を生み出しています。
市民は気づき始めています。いや、もう怒りは広がっています。
市民の生活より金儲け、こんな社会に誰がしたんだ!
衛生研究所の役割をリストラしようという統合・独法化問題も、同じ問題です。行政の責任を投げ捨てて、何が「機能強化」か。何が「公明に配慮」か。3月議会で否決を!の声を広げ、ウソばかりの維新政治を終わらせる一歩にしましょう。
(ビラのファイル)
http://puhela.jimdo.com/公立直営と発展をめざす活動/2016冬/
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市民の健康や、食と環境の安全を切り捨てるな!
吉村市長は、大阪市立環境科学研究所を廃止し、独立行政法人化(大阪市が直接しなくてもいいと切り捨て)しようとしています。住民の暮らしにどんな影響があるのでしょう。
環境科学研究所(環科研)ってどんな研究所?
衛生分野(感染症・食中毒・食品衛生・生活環境など) と環境分野(大気・水質・廃棄物など)を併せ持つ研究所です。健康危機から住民市民を守る行政対応は保健所が当た
りますが、環科研は、保健所・行政と一体となって迅速な原因究明や公権力行使の科学的根拠となる検査を行っています。
食中毒の原因究明
ウイルス・細菌・寄生虫などの微生物による食中毒、ふぐ・貝・きのこ・野草茶など
の自然毒による食中毒など、最新の検査技術で原因究明に取り組んでいます。さらに感染源、感染経路を究明して、拡大防止に取組んでいます。
結核罹患率ワースト1
大阪市は全国で結核罹患率が最も高い都市です。保健所と連携して結核患者から分離された結核菌の遺伝子を調べ、感染源・感染経路を明らかにして結核菌感染の拡散防止の一翼を担っています。
アスベスト問題はこれから
大阪市内には、アスベストを使用した古い建物がたくさんあります。今後、建物の解体でアスベストが飛散し、健康に悪影響を与える恐れがあります。頻繁に改訂される基準値や分析方法に迅速に対応し、市有施設や市民からの検査を実施し、健康を守る取り組みを行っています。
PM2.5は発展途上
世界保健機関(WHO)はPM2・5汚染による発がん性を5段階の最高レベルに指定しました。しかし、測定手法や解析手法も改良が必要で、汚染の原因やどう対策するかは試行錯誤の段階です。最新の科学的知見を収集してPM2・5の調査を実施し、大阪市の大気汚染の実態把握をしています。
放射能汚染を監視
大阪市は、被災地で処理しきれない廃棄物の処理を受け入れました。環境科学研究所は、廃棄物処理が安全に実施されているか確認しています。また、震災以降、大阪市内を流通する様々な食品の放射能検査を行って、安全性確認の一翼を担っています。