「身を切る改革」で財源を生み出し、「教育無償化」??
おおさか維新は、参議院選挙で「身を切る改革で財源を生み出し、教育完全無償化」ということを訴えています。
「教育無償化」、ええやんと思ってる方、本当に、これで維新に一票入れていいのか、考えてほしいと思います。これ、簡単なデマです。
まず、この「公務部門288万人」とは誰のことでしょうか?
平成28年度予算資料(財務省)に「288万人」という数字の内訳が出ています。
http://www.mof.go.jp/budget/budger_workflow/budget/fy2016/seifuan28/13-1.pdf
なお、地方公務員の内訳の資料は見つからないのですが、割合を示す資料としては、総務省の地方公共団体定員管理調査結果というものがあります。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000412697.pdf
つまり、維新は、「教育無償化」の財源として、
自衛隊 24.7万人
警察 28.5万人
消防 15.9万人
という「国防」や「治安」の人件費を15%カットすると言っていることになります。やるなら真っ向から「自衛隊や消防の人件費をカットします!」ってごまかさずに言え。言わないところが姑息。
さらに、地方公務員の内訳で一番多いのは、教員で102万人です。
結局、維新の公約は、「教員を15%削って、教育を無償化する」!!ということにほかなりません。
教育って、人がやることです。
保育士の給料下げて、保育料を無償にするって誰か言いますか?
ヘルパーさんの給料下げて、介護サービスを無償化するって言う人がいたら、みなさん笑うんじゃないですか?
おおさか維新のデマは、そんな程度のくだらないデマ。
票がほしいだけで言ってるデマ。
無責任に、「公務員の給料が高い」と対立をあおって、ことの本質から目をそらさせているのです。許せません。
一般にイメージされる、高級官僚の給料を下げたらええねん、という話では維新の財源は出てきません。子どもたちによりそって、日々、がんばっている先生たちの給料を下げることにみなさん賛成ですか?
私は反対です。
維新はいりません。