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環科研・公衛研まもれ@大阪

橋下維新の大阪市解体(都構想)は許せない!大阪市立 環境科学研究所(環科研)、大阪府立 公衆衛生研究所(公衛研)の統合 · 独法化、反対。メール dokuhou.hantai@gmail.com ツイッター @dokuhou_hantai

前記事の補足、と言いながら本質論。(大阪維新支持の人にも読んでもらえたら)

前の記事( 大阪市立環境科学研究所を、「衛生」と「環境」に分離したらできなくなる実例3つ - 環科研・公衛研守れ@大阪 )で建物内で組織がわかれたときの弊害を書きました。
その記事の補足です。補足だけではなく、「とにかく何でも反対なのか?」との疑問をもたれている大阪維新の支持者の人に考えてほしいことも書きます。


前の記事への補足の意味では、
記事を大阪維新の議員が読んだら、「組織がわかれるのがデメリットというなら、市と府の衛生研究所は組織統合したほうがメリットになる。同じ利害にたち、同じライセンスや施設がスムーズに共同利用できるじゃないか ! 」的なことを言いそうだなと思います。
でも、そうじゃなくて、統合独法化案(議案100,101号)で、大阪府、大阪市と衛生研究所が別組織(独法)になる時点で「組織分離」が生じますので、それは屁理屈になります。そして、第166号議案は、「組織分離」からの、さらなる「分離」案なので、最悪です。

・・・と、大阪維新の議案に反駁し、それへの大阪維新の屁理屈返しを妄想して、それを否定する・・・では、このかん維新の議員二人とツイッターでやり取りしている延長でしかなく、とても表面的で、物事の本質が議論から脱落しています。

それで、そもそも私の願う研究所のあり方についても言ってみます。

「何でも反対なのか」「とにかく統合は反対なのか」については、そうではありません。

「統合」一般論としては、組織がわかれていること、組織が統合されていること、それぞれのメリットとデメリットが生じますし、コインの裏表のような関係です。

したがって、組織の規模・範囲を考えるとき、必ず相克(ジレンマ)する点はあるので、本来の目的から考えて、より良いものになるよう摸索することが必要です。

大事なことはそれだと思っています。


特に、私にとって大事なことは、本来の目的とは、住民にむきあう、特に経済的に貧しい人や子どものために研究する、という視点に立っているか、ということです。

私はなんでもかんでも統合一般がダメだとは思いませんし、今の研究所で十分かというと、そうも思っていません。
もっともっと、上記の「住民にむきあう」という視点で、研究に取り組むべき、取り組んでほしい、と思っています。

もし、そんな目線に立った研究員が全員だったら、悲しすぎる公害被害は減らせていたかもしれないし、ぜんそくで苦しむ子どもも減らせたかもしれない、公害で苦しんでいる人の名誉を回復でき補償を増やせたかもしれない。

昔でいうと、アスベストの毒性を産業界の意向に反して徹底的にあばく、大気汚染や騒音に苦しむ沿道住民のうったえに傾聴する、といったことです。

今はそういう精神はさらに後退してしまっているんじゃないでしょうか?産業支援になる研究ばかりお金がつく風潮もあいまって。
そして大阪維新はそれをさらに大後退させようとしている。

研究員はそういった傾向ともっと闘うべきだと思います。競争ではなく、互いに力をあわせて。

今、人々が望む研究はたくさんあるでしょう。
先の大震災による放射性物質の子どもへの影響、被災地での大量の解体に伴うアスベストの影響。大阪にも移住される方々は多くいるし、そもそも他人ごとでもありません。
また、がれき焼却や鼻血のことを心配に思っているお母さん方に向き合って真実を明らかにしていくこと。
胆管癌問題に見られる、「何かおかしいことが起きている」けど会社の営利の都合で、現場で黙認され、従業員や周辺住民が泣き寝入りしている化学物質。

(すでにそういう仕事をやってたら、すみません。)

そういったことは多くの場合、黙っていて予算はつきません。提案したらまず上司に「やめろ」と言われるか、そもそも、そんな提案などできない空気でしょう。
研究の外部予算でも、大産業や原発の存在と相反するような研究などまずさせてはもらえません。
でも少なくない住民、弱い立場の住民ほど、そういった研究を望んでいるんじゃないですか。

今の研究所という「組織」が、本当に住民とむきあう研究を志向しているのか?
研究所で働く研究員のみなさんには、ここへの問題意識を常に持ってほしいし、きっと持っている人はいます。
その人たちが内部から声をあげて、外部の市民とつながってくれることが、大阪の未来を変えることだと私は思います。


大阪維新という最悪の為政者を一時的に生み出したことをステップに、内部も外部も変わっていきましょうよ。その流れで「統合」が検討されるなら、私はいいと思います。

大阪維新による、今回の統合・独法と環境分野の切り離しは、そういう方向と完全に逆なので、私は人生をかけてでも止めます。

大阪維新を支持する住民のみなさんも、おそらく「自分たちのために維新はやってくれている」と信じているから支持していると思います。だからその方々も敵視したくはありません。
私が今回書いたことは、その住民のみなさんの願いと、そんなにかけ離れていますか?

本来の目的(=住民や子どものための研究をもっと増やす)から考えて、より良いものにはならないから、私は必死で反対するし、できるだけ具体的に、「大阪維新はウソを言っているよ!」というのを暴いて警鐘乱打してきました。

これからもそうしますし、でも、それだけではなく、本来の目的のために、もっとこんな研究があってほしいとか、そういう方向でも意見は今後していこうと思います。

ツイッターのほうで、大阪維新には大反対されている人でも、「市民のための実験をしなかった研究所の存続運動はやらない」という厳しいご意見をいただいたこともあります。私はその気持ちもわかったので、正直、痛打を浴びせられた気持ちです。でも今回の記事でちょっと応えれていたらいいなと思います。


水道、バスの民営化、大学の統合も同じで、
大阪維新のウソをあばくとともに、水道をバスを大学を、本来どうしていきたいのか、を語っていきましょう。
そこで働いているみなさんも、そういう人々とつながりましょう。現場を知っている人は大きな力になります。

そして、きっと心ある市民・職員・学生、議員には伝わると思います。