2、3月議会で審議される都構想案件の今ここリスト(IR、法定協議案も追加)
この2月、3月の大阪市と府の議会は、都構想がらみの案件がめじろおしです。
よろしければ、拡散ご協力お願いします。
都構想案件の「今ここ」リストをアップ
それぞれの案件の実現に必要な手続きと、その進捗度合いがわかるように、今ココリストを作成しました。
水道、地下鉄、バスの民営化、研究所、病院、大学の統廃合・民営化。
などの継続の案件に加えて、「IR推進局設置」と「特別区設置協議会の設置」の案件もリストに追加。
また、公立幼稚園の廃止問題として、西区西船場幼稚園廃止の議案も欄外に記載。
今月のハイライトは、2/21の交通水道委員会(水道、地下鉄、バス)、2/24本会議でしょうね。
絶対ノーパサラン!(通すな!)
都構想を通さないためにも、それぞれの案件も通さないように、統一的にがんばりましょう。
地下鉄、バス。ついに現事業廃止の案件が出る(3分の2以上の賛成が可決要件)
しょうねんばです。NOしかあり得ません。
大阪市(大阪維新)は、地下鉄とバスをバラバラに民営化してかまわない、と民営化をつっぱしろうとしています。でも、ちょっと待て。
大阪市の交通網の成り立ちとして、
地下鉄はいわば「木の幹」、バスは「枝」の関係性があります。
それが一体となって、住民や働く人々の移動を日々保障しています。
生活インフラです。
にもかかわらず、バラバラに接ぎ木したら、両方が破たんしてしまうやないか!
そしたら、人々の生活が破たんします。
少しでも交通政策に知識があれば、地下鉄とバスを一体的に運営するのは当然すぎる常識。
今の市政(維新)はそういった具体的な現場を知らなさすぎることに加えて、「自分が知らない」ってことを知らない、または隠す。現場の意見を聞こうとしない。
(そんな上司、民間にもいますよね?)
結果として大阪市のいろんなところで深刻な状況を生み出しています。
こんな悪政続けていていいはずがない。
真実を知る現場の人たち、怒ろう!住民も一緒になって怒ろう。
以下、地下鉄・バスの分割・民営化を考えるうえでの参考資料です。
参考1は、京都市交通局では2017(H29)予算で、赤字の地下鉄事業に対しバス事業から出資させる件。
京都市地下鉄はその当時、無謀ともいわれた東西線を事業化し、赤字体質に苦しんでいますが、バス事業はインバウンド需要の拡大もあり好調。
京都市は、地下鉄事業とバス事業を一つの事業ととらえて措置するものです。
次、資料2は、副総理の麻生氏が今頃ではありますが国鉄の事業分割の問題点を認めています。(ほんと今頃しゃーしゃーと言って、無責任だな!怒)
(参考1)
地下鉄に市バスが出資 京都市、経営支援へ11億9000万円
2017/2/16 日本経済新聞
京都市は15日、国から「経営健全化団体」に指定されている市営地下鉄事業に、黒字経営の市バス事業から出資する新たな財政支援策に乗り出すと発表した。同日発表した2017年度予算案に支援策を盛り込んだ。
経営改善を進める市営地下鉄に市バスから11億9000万円を出資する。同様のスキーム(枠組み)で財政支援するのは初めてという。市営地下鉄は3792億円(16年度末見込み)と巨額の債務を抱えている。08年度決算で全国の公営地下鉄で唯一、経営健全化団体になった。
これまで一般会計から出資を受け入れてきたが、公営企業会計内で支援し、厳しい財政運営が続く一般会計の負担を軽減する狙いもある
(参考2)
JR分割、「商売わからない人が考えた」 麻生副総理
2017/2/8 朝日新聞
■麻生太郎副総理 (JR北海道の経営危機について)この話は商売のわかっていない「学校秀才」が考えるとこういうことになるという典型ですよ。国鉄を7分割(・民営化)して「黒字になるのは三つで他のところはならない」と当時から鉄道関係者は例外なく思っていましたよ。「分割は反対」と。経営の分かっていない人がやるとこういうことになるんだなと思ったが、僕は当時力がなかった。今だったら止められたかもしれないとつくづく思う。JR北海道をどうするという話は、なかなか根本的なところを触らずしてやるのは無理だろう。(8日の衆院予算委員会で)